会社(事業系・法人)ではじめて粗大ゴミ(産業廃棄物)を捨てる時に読むガイドサイト【東京23区】

本当に信頼できる!? 良い産廃業者を見抜く5つのポイント


あなたが契約する事業者は、本当に信頼のおける業者でしょうか?
また、良い産廃業者を見抜き、選ぶにはどうすればいいのでしょうか?


2016年に発覚した、大手カレーチェーン「COCO壱番屋」の廃棄冷凍ビーフカツの横流し問題
企業側は、ごみを適正に処理事業者に依頼していたにも関わらず、処理事業者の不正行為によって、本来は廃棄されるべき廃棄食品が、また市場に出回っていたという、とんでもない事件でした。
まさに「そんなことがあるなんて!」と世間を驚愕させることとなりました。

不正を犯した処理業者側が罰則を受けるのはもちろんですが、不正に巻き込まれた企業(排出事業者)側にも責任が問われることが法律で定められています。
大手カレーチェーン「COCO壱番屋」の場合は、世間一般の企業イメージに関わったのはもちろん、排出したごみを再び引き取って、再度お金を払って別の業者に委託したりと、想定外の手間や出費などのダメージを受けることになりました。

この場合は企業の従業員がたまたま不正に気づいたことで、早めに問題が発覚したのでよかったものの、不正が長引けば長引くほど、不正に巻き込まれた企業が受けるダメージは大きくなります。

この事件で、廃棄物処理を信頼のおける業者に依頼することの重要性が浮き彫りになりました。

違法を犯していそうな業者を見抜き、より信頼のおける業者を探すことは、あなたの企業のリスクを減らし、安心して取引できることにつながります。
今日からすぐできる、良い産廃業者を見抜く5つのポイントをご紹介しましょう。

1.営業担当者からきちんとした説明がある?

ごみの処分を依頼した際には、営業担当者により、ごみ処分にかかる見積書の提示があります。

その担当者は、わざわざ現場まで足を運ぶでしょうか。
ごみ処理の見積りには、実際に現物を見てからでないと、判断しづらい場合があります。
処理に注意を要する特殊なごみや、処理しづらいごみなど、現場を見て初めて判断が発生する可能性があります。

また、廃棄物処理は国の法律によって管理されているので、専門知識を持っている担当者でないと分からない難しい部分があります。
担当者に適切な知識があるかどうか、契約に関する説明や段取りの説明まできちんとなされているかまでしっかりと見極めて、信頼のおける業者かどうかの判断のポイントにしましょう。

分からない点があれば気軽に聞いてみるのもいいかもしれません。
帰ってくる答えが明確なものであれば、その後も気持ちよく取引ができる企業と判断できるでしょう。

2.その見積り、適正な金額?

見積もりを提示されて…

「えっ、そんなに安いの!?ラッキー!」

ちょっと待ってください!極端に安すぎる見積りは、業者がごみを不正に処理しているかもしれません。

また、最初は安い金額を提示して、とりあえず契約を結んでおき、当日になって不用品をトラックに乗せた後で、あれこれと追加料金を請求されることもあります。
その場合、作業を途中で中断できず、仕方なく払う羽目になってしまうこともありえます。

「見積りが安すぎるのでは?」と感じる場合は、遠慮なく担当者に見積りの内容を確認してみましょう。
曖昧な回答でごまかされたり、やたらと契約を急がせようとする場合は信頼の置ける業者とは言えません。
安さに惑わされず、それが適正な価格であるかどうか、きちんとした説明があるかどうかをチェックしましょう。

3.業者がきちんとした資格を持っている?

その業者は、産業廃棄物を取り扱う許認可を持っていますか?
持っている場合、ホームページや名刺などにその旨が記載されているはずです。
期限や取り扱いの範囲まで、必ず確認しましょう。

また、基本的な許認可に加えて、これからあげる資格も判断の基準になります。

「優良産廃処理業者認定制度」

優良産廃処理業者認定制度は、環境省によって定められた優良認定制度で、取得している業者は全処理業者のわずか1%しかいません。
認定基準として、これらのポイントが掲げられています。

  • 「遵法性」…5年以上の産廃処理業の実績があり、その間に不利益処分を受けていないか
  • 「事業の透明性」…取得した許可の内容や施設の管理状況などをインターネット等で公開し、明確にしているか
  • 「環境配慮の取組」…SO14001やエコアクション21等による認証を受けており、環境に配慮して事業を行っているか
  • 「電子マニフェスト」…電子マニフェストシステムに加入しており、電子マニフェストの利用が可能であるか
  • 「財務体質の健全性」…法人税を滞納していないなど、信頼の置ける財務状況であるか

すべてをクリアした企業しか認定を受けることはできませんので、かなりハードルの高い認定制度ですね。
この認定制度をクリアしている企業は、体質が健全であり、信用しても良いと言えるでしょう。

また、取得している企業は、

《優良さんぱいナビ》

http://www3.sanpainet.or.jp/

から探すことができるので、ぜひ活用してみましょう。

産廃エキスパート/産廃プロフェッショナル

「産廃エキスパート」「産廃プロフェッショナル」は、東京都独自の第三者評価制度です。

「適正処理」「資源化」「環境に与える負荷の少ない取り組み」を行っている優良な業者に対して与えられ、企業としての資質やあり方まで判断基準とされています。

東京都の信頼できる産廃企業を探す場合、この制度の認定業者かどうかをチェックしてみてもいいでしょう。

認定をうけた企業はこちらのサイトから探すことができます。

《優良性基準適合認定事業者情報の検索》

https://www.tokyokankyo.jp/ninteikensaku/search.php

4.当日の作業担当者の印象が良く、信頼できるか?

信頼の置ける業者は、当日の作業もスムーズであり、隅々まで配慮できるよう、作業スタッフまできちんと教育されています。

  • 声かけなしで、勝手に作業を始めていないか?
  • 挨拶はきちんとされているか?
  • 作業者の服装は乱れていないか?
  • 急いで雇ったような、現場に不慣れな人材ばかりで構成されていないか?

当日はきちんと現場に立ち会い、信頼の置ける人材かどうかをチェックしましょう。

5.企業のメッセージに共感できるか?ホームページをチェックしよう

信頼の置ける企業は、自社のホームページなどで常に最新の情報を発信し、企業理念や代表メッセージなどが掲げられています。
また、過去の取り扱い事例や、取引先企業などが掲載されているのもかなり信頼の置けるポイントと言えるでしょう。

  • 基本的な産廃許可証はもちろん、各種資格や認定証まで掲載されているかどうか?
  • 「環境」に配慮した取り組みなどを行なっているか?
  • 社員の顔や人となりまで伝わってくるものかどうか?

などを、ホームページから判断しましょう。

 

以上、良い産廃業者を見抜く5つのポイントをご紹介しました。
見るべきところはしっかりと見て判断し、リスク管理をしっかりと行いたいですね。