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粗大ゴミ処分のご依頼

剪定枝・刈草・落ち葉の捨て方は?ごみの分類や処分方法などを解説します。

会社や店舗の敷地をきれいに保つために行う庭木の剪定や草刈り、落ち葉の清掃。
そのときに出る剪定枝や刈草、落ち葉などの処分方法に迷ったことはありませんか?
ごみの分類や処分方法などをわかりやすく解説します。

ごみの分類は?

廃棄物としての分類は、建設工事を伴うかどうかによって異なります。

建設工事を伴う場合(造園工事業など)

造園工事業は建設業の一種で、主として庭園、公園、緑地等の苑地を築造する工事を行う事業所のことを指します。造園工事は建設工事のひとつです。

造園工事の例 植栽工事、地被工事、景石工事、地ごしらえ工事、公園設備工事、広場工事、園路工事、水景工事、屋上等緑化工事、緑地育成工事

造園工事やその他の建設工事に伴って邪魔な木の枝を切ったりした場合、排出された剪定枝は産業廃棄物の木くずに分類されます。

産業廃棄物種類 内容
木くず 1)建設業に係るもの(工作物の新築、改築又は除去に伴って生じたものに限る)
2)木材又は木製品製造業(家具の製造業を含む)に係るもの
3)パルプ製造業
4)輸入木材の卸売業及び物品賃貸業に係るもの
5)貨物の流通のために使用したパレット(パレットへの貨物の積付けのために使用したこん包用の木材を含む)に係るもの(注:木製パレットは、排出事業者の業種限定はありません)
6)PCBが染みこんだもの
建設業関係の建物、橋、電柱、工事現場、飯場小屋の廃木材(工事箇所から発生する伐採材や伐根を含む)、木材、木製品製造業等関係の廃木材、おがくず、パーク類、梱包材くず、板きれ、廃チップ等

環境省HP「産業廃棄物の具体例」より)

刈草や落ち葉は木くずには含まれず、事業系一般廃棄物となります。

建設工事を伴わない場合(園芸サービス業など)

園芸サービス業は農業の一種で、主として請負で築庭、庭園樹の植樹、庭園・花壇の手入れなどを行う事業所のことを指します。
庭木の手入れで剪定を行うときなど、建設工事を伴わない場合は剪定枝・刈草・落ち葉ともに事業系一般廃棄物となります。

業者に依頼せず従業員が自ら敷地内の掃除や草むしりなどを行った場合でも、事業活動に伴って排出されているため事業系一般廃棄物となります。家庭ごみとして地域の集積所に捨てることはできませんので注意しましょう。

廃棄物の排出事業者

造園工事業の場合

造園工事(建設工事)によって排出された廃棄物は、注文者から直接建設工事を請け負った業者(元請業者)が排出事業者となります。工事の依頼主や庭木の所有者ではありませんので注意しましょう。

園芸サービス業の場合

園芸サービスによる廃棄物の場合は、依頼主と業者のどちらが排出事業者に該当するのか、市区町村によって判断が異なります。
不明な場合はあらかじめ自治体の窓口に確認しておきましょう。

廃棄物の処分方法

産業廃棄物(木くず)の場合

産業廃棄物の収集・運搬を行う場合は、排出事業者が自ら処理場へ運搬するか、「産業廃棄物 収集・運搬業」の許可を持っている産業廃棄物処理業者に委託する必要があります。
下請業者は排出事業者にあたらないため、下請業者が運搬する場合は下請業者自身が「産業廃棄物 収集・運搬業」の許可を持っている必要があります。

特例として、処分内容によっては下請業者が自ら運搬できる事例もありますが、かなり限定的な条件となっています。詳細は環境省HP「平成22年改正廃棄物処理法について」通知より、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部を改正する法律等の施行について(環廃対発第110204005号・環廃産発第110204002号)」第⼗六にて確認できます。

運搬された産業廃棄物を焼却したり資源化する業務は「産業廃棄物 処分業」の許可を取得した産業廃棄物処理業者に委託して、適切に処理しましょう。

事業系一般廃棄物の場合

事業系一般廃棄物の収集・運搬を行う場合は、排出事業者が自ら処理場へ運搬するか、「一般廃棄物 収集・運搬業」の許可を受けた一般廃棄物処理業者に委託しましょう。

リサイクルも選択肢に

剪定枝や刈草、落ち葉の状態や種類によっては再資源化(リサイクル)できるケースもあります。

  • 舗装材やマルチング材へのリサイクル

  • 堆肥や腐葉土に再利用
  • バイオマス燃料として活用

こうしたリサイクル処理を取り入れることで、廃棄物の量の削減や環境への負荷軽減にもつながります。
また、リサイクルに回すことでコストを抑えられる場合もあるため、対応してもらえる業者を探すことも大事なポイントです。

まとめ

ただの落ち葉や枝でも、事業活動に伴って排出される以上は定められた規則に従って処理する必要があります。
誤った方法で処分すると重い罰則を科せられることもありますので、処理方法に悩んだ場合は信頼できる処理業者に相談して適切に処理できるようにしましょう。

 

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