
お祭りや展示会などのイベントでは、様々な種類のゴミが大量に発生します。
これらのゴミは「事業系ごみ」に分類され、家庭ごみのように地域のゴミ集積所に捨てることはできません。
どのように処分すればいいのか、注意点などを交えて解説していきます。
事業系ごみが発生するイベントの例

- お花見や夏祭り、花火大会、クリスマスマーケットなど季節の行事
- フリーマーケットや野外ライブ、フェスなど短期間の催し物
- マラソン大会や運動会などのスポーツイベント
- 展示会やパーティーなど屋内で開催する催し物
事業活動で出たゴミは「事業系ごみ」に該当し、「排出事業者処理責任の原則」により主催者(排出事業者)が責任を持って適正に処理する必要があります。
「事業活動」には営利目的のものだけでなく、公共事業や公共サービスも含まれます。
万が一不適切な処理を行った場合、イベント会場から今後の使用禁止を言い渡される可能性があるほか、廃棄物処理法により重い罰則が科せられることもありますので注意しましょう。
イベントごみの分類

事業活動によって排出される廃棄物は、原則としてすべて「事業系ごみ」に分類されます。
事業系ごみは廃棄物の内容により、「産業廃棄物」と「事業系一般廃棄物」の2つに大別されます。
イベントのゴミは、参加者が捨てていくゴミから、舞台や出展ブースから排出される大型のゴミまで、種類が多岐に渡ります。
予想されるゴミの種類やおおよその量を確認し、保管場所や回収時間などについてあらかじめ廃棄物処理業者に相談しておきましょう。
産業廃棄物
「産業廃棄物」は廃棄物処理法によって定められた、事業活動に伴って発生する20種類の廃棄物のことです。
イベントでは、廃プラスチック類、金属くず、ガラスくずなどが多く発生する可能性があります。
回収運搬業務は「産業廃棄物 収集・運搬業許可」を、運搬された産廃を燃やしたり資源化する業務は「産業廃棄物 処分業許可」を取得した産業廃棄物処理業者に委託して、適切に処理してもらいましょう。
産業廃棄物に該当するゴミの例
- 空き缶、びん、ペットボトル
- プラスチック製の食品トレーやコップ、カトラリー
- レジ袋、ビニール袋
- 発泡スチロール
- 看板、横断幕、のぼり旗(プラスチック製や金属製の場合)
- 電飾、照明器具
事業系一般廃棄物
「事業系一般廃棄物」は産業廃棄物以外のゴミのことです。
こちらは、イベント会場のある区の「一般廃棄物 収集・運搬業」の許可を受けた一般廃棄物処理業者に委託しましょう。
事業系一般廃棄物に該当するゴミの例
- 生ゴミ
- 紙皿、紙コップ、割り箸
- 段ボール
- チラシ
- たばこの吸い殻
ゴミの分別に注意

異なるゴミが混在した状態の場合、処分の際に余計な手間やコストがかかってしまう可能性があります。
特に不特定多数のゲストが参加するイベントでは事前の対策が欠かせません。
会場には分別ボックスを適切に設置し、看板やポスターで捨て方について分かりやすく周知することを心掛けましょう。
分別ボックスにスタッフを配置して、参加者に正しい分別を促すとより効果的です。
回収した袋ゴミは、集積所で混ざらないよう種類ごとに明確に分けて保管しておきましょう。
イベントごみを処分する際に気を付けるポイント

1.法令を遵守した捨て方かどうか
廃棄物処理法は大変厳しく、委託した業者が万が一不適切な処理を行った場合、処理業者のみならず委託元の排出事業者も責任を問われます。
内容によっては5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金、またはその両方が科されることもあります。
そうならないために、
「委託に必要な許可証を確認する」
「処理委託契約を書面で交わす」
「マニフェストを発行する(産業廃棄物の場合は必ず)」
「最後まで適正処理されたか確認する」
等のチェックを行い、信頼できる業者に委託しましょう。
「産廃エキスパート」や「優良産廃処理業者」といった認定を受けている業者なら、より安心して廃棄物処理を依頼できます。
2.リサイクル処理をしてもらえるか
使えるものをリサイクルに回すことで、廃棄物処理にかかるコストを抑えられる場合があるほか、イベントのイメージ向上や社会貢献も繋がります。
回収・処分・リサイクルまで幅広く対応してもらえる業者を探すことも大事なポイントです。
まとめ
イベントのゴミを適切に処理するには、終了後まで見据えた事前準備が欠かせません。
発生するゴミの種類を予測して信頼できる処理業者と相談し、分かりやすい分別ルールを整えましょう。
お困りの時は、粗大なびでもご相談を受付ますので、ぜひお気軽にご相談ください。




