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廃棄物処理・リサイクルの現場でよく使われる専門用語について解説しています。

1-9

  • 3R

    「リデュース(Reduce=ごみの発生抑制)」「リユース(Reuse=再使用)」「リサイクル(Recycle=再資源化)」の頭文字を取ったもの。

A-Z

  • ESG

    ESGとは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を取ったもの。今日、企業の長期的な成長のためには、ESGが示す3つの観点が必要だという考え方が世界的に広まってきており、そういった取り組みのある企業への投資を「ESG投資」という。

  • RDF発電

    RDFを燃料として発電に利用する。ごみが圧縮されて輸送しやすくなり、また、ごみに比べて発熱量が高まって燃料として使い易くなるメリットがあるため、ゼロエミッションを目指すごみ処理システムの在り方として注目が高まっている。

  • SDGs

    SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。2015年9月の国連サミットにて採択された、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標のこと。

あ行

  • アジア太平洋3R推進フォーラム

    日本の提唱によって始まった、アジアでの3Rの推進に向けた国際協力のための枠組のこと。各国政府や国際機関、援助機関、民間セクター、研究機関、NGO等を含む幅広い関係者の協力の基盤となっている。

  • アスベスト(石綿)

    天然に存在する繊維状の鉱物。軟らかく、耐熱・対磨耗性にすぐれているため、かつて建築材を始め幅広く利用されていたが、肺がんや中皮腫の原因になることが判明し、日本では1989年に「特定粉じん」に指定され、使用制限または禁止されている。

  • 圧縮梱包

    嵩張った状態だとゴミの運搬効率が悪いため、プレス機などで圧縮し容量を小さくすること。

  • アップサイクル

    従来のように原料化・再利用までのサイクルに留まらず、商品化・販売による付加価値を与えるところまでを想定した完全なリサイクルループの構築を目的とするリサイクル業界の造語。反対の言葉として「ダウンサイクル」がある。

  • アースデイ

    地球環境について考える日として提案された記念日のこと。1970年アメリカのG・ネルソン上院議員が提唱した4月22日が一般的だが、それ以外の日のアースデイも知られており、現在の参加国は100カ国以上に広がっている。

  • インバースマニュファクチュアリング

    従来のものづくり工程の「設計・生産・使用・廃棄」の「廃棄」に替えて、「回収・分解・選別・再利用」という使用後の流れを最初から考慮して製品を設計・製造する仕組み。「逆工場」とも言う。

  • 埋立処分

    廃棄物を埋立てて廃棄処分すること。固体廃棄物や減容処理した灰分などを地表や水底等に積み重ねていくことをいい、最終的なごみの処分法として、古くから行われてきた。
    廃棄物処理法(1970)では、周囲に囲いを設け、一般廃棄物または産業廃棄物の処分場所であることを表示し、処分場からの浸出液や、悪臭の発散、ねずみの生息、蚊・蠅などの害虫発生がないように適切な措置を講じることを定めている。

  • エコアクション21

    環境省が策定した日本独自の環境マネジメントシステム(EMS)。 一般に、「PDCAサイクル」と呼ばれるパフォーマンスを継続的に改善する手法を基礎として、組織や事業者等が環境への取り組みを自主的に行うための方法を定めている。

  • エコセメント

    ごみを資源として有効利用する方法の一つ。都市のごみや汚泥などの焼却灰と、従来のセメント原料を混合して作られたセメント。
    1300度以上の高温で焼成されるため、ダイオキシンなどの有害物質は分解されて無害になるとされている。

  • エシカル

    英語で「倫理的な」という意味。最近ではSDGsに関連させて「人・地球環境・社会などに配慮した考え方や行動」という意味で使われることが多い。

  • 温室効果ガス

    温室効果ガスとは、温室効果をもたらす気体をさす。具体的には水蒸気や二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フロンなど。近年、大気中の濃度を増しており、地球温暖化の主な原因とされている。

  • オープンリサイクル

    オープンリサイクルとは、他社で回収された素材を自社製品に再使用・再利用したり、自社で回収した素材を社外でもリサイクル利用すること。

か行

  • 環境アセスメント(環境影響評価)

    環境に大きな影響を及ぼす恐れのある大規模開発事業などを実施する事業者が、環境への影響を事前に調査・予測・評価して結果を公表し、地域住民などの意見を踏まえたうえで、環境保全上よりよい事業計画を作る手続きのこと。「環境アセス」とも略される。

  • 環境パフォーマンス

    企業などが環境に関して配慮した結果、どれだけ環境負荷を削減したかを示す指標。

  • カーボンニュートラル

    人間の日常生活や経済活動によって排出される二酸化炭素をはじめとした温室効果ガスの量から、森林などによる吸収量を差し引いて、温室効果ガスの排出量を実質的にゼロにすること。「炭素中立」とも言われる。

  • 合併処理浄化槽

    台所やお風呂等から出る生活雑排水とし水を併せて処理することができる処理浄化槽。
    単独処理浄化槽に比べかなり水環境への悪影響を抑えることができる。

  • クローズドリサイクル

    クローズドリサイクルとは、その商品を購入した顧客から回収した使用済みの自社製品を、自社製品の素材として再使用・再利用すること。再生対象素材の供給元とその再利用先が明確で、リサイクルのループが閉じられていることからこう呼ばれている。

  • クールビズ(クール・ビズ)

    地球温暖化防止の一環として、夏のオフィスの冷房設定温度を省エネ温度の28度にし、それに応じた軽装化する夏のビジネススタイルのこと。具体的には涼しく効率的に働くことができるノーネクタイ・ノー上着といった新しいビジネススタイルを指すことが多い。2005年に環境省によって提唱された。

  • グリーン購入

    製品やサービスを購入する際に、購入の必要性を十分に考え、環境への負荷ができるだけ小さいものを優先的に購入すること。

  • ケミカル・リサイクル

    使用済み資源を組成変換した後、リサイクルすること。主に廃プラスチックの油化・ガス化・コークス炉化学燃料化などをさす。他にも廃食用油のディーゼル燃料化・石鹸化・飼料化や、畜産糞尿のバイオガス化などの例が挙げられる。

  • ケミカルリサイクル

    資源をそのままの状態ではなく、化学反応により組成変換の処理をした後にリサイクルすること。

  • 減容処理(げんようしょり)

    下水処理場で発生する汚泥や、放射能で汚染された廃棄物や土などの容積を、濃縮(水分を蒸発させる)、焼却(布、プラスチックを灰にする)、切断(放射性のある部分とない部分を分離する)、圧縮(金属片をおしつぶす)、溶融(金属片、粉末を溶かす)などして体積を減らし、貯蔵や処分を容易にすること。

さ行

  • 再商品化

    ごみを製品の原料などにリサイクルすること。たとえば市町村が分別収集した容器包装ごみを、メーカーが製品や製品の原材料として売ったりただで譲ったり、または自ら製品の原材料にしたり製品として使う。家電の場合は、家電メーカーが回収した廃家電から部品を取り出して再び使ったり、原料として利用したり、燃やして熱を回収しエネルギーとして利用することを指す。

  • 再生紙

    原材料に古紙を使用した紙や板紙のこと。最近ではグリーン購入法(2000)の適合基準としても、古紙配合率の下限などが決められている。

  • サスティナブル(サステナブル・サステイナブル)

    直訳は「持続可能な」。人間の活動が自然環境や資源を壊すことなく、かつその活動を維持できるさまを表す言葉。一般的な使い方としては、「サスティナブルエコノミー(環境保全に配慮した持続可能な経済)」、「サスティナブルシティ(環境への影響に配慮した都市づくり)」、「サスティナブルモビリティ(環境にやさしい車社会)」など、環境や資源に配慮したという意味合いを含めて使用する。

  • 産業廃棄物収集運搬業

    事業活動に伴って生じた燃え殻、汚泥、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類など政令で定めた計20種類の産業廃棄物を中間処理工場、最終処分場へ運搬する業務をさす。

  • 産業廃棄物処分業

    産業廃棄物を適切な方法で処分する業務をさす。破砕や焼却など廃棄物の状態を変化させる処理を行う「中間処理」と、埋立や投棄など廃棄物の最終的な処分を行う「最終処分」に分けられる。

  • サーマル・リサイクル

    廃棄物の焼却の際に発生するエネルギーを回収・利用すること。循環型社会形成推進基本法第7条において、再使用及び再生利用に次ぐ循環的な利用として熱回収が位置付けられ、推進されている。

  • 識別マーク(識別表示)

    消費者がごみとして処分する際の分別を容易にし、市町村の分別収集を促進することを目的として製品に掲示されるマークのこと。

  • 遮水シート

    管理型処分場にて、堆積したゴミから出る有害な汚水が周辺の地下水などを汚染することを防ぐために、側面や底面に敷かれる遮水効果のあるシート。

  • 浚渫(しゅんせつ)

    川底を浚い、底に堆積した土砂やヘドロなどを取り除くこと。

  • 焼却処理

    対象の廃棄物を燃やして、減容・減量化する処理のこと。

  • 静脈産業

    自然から採取した資源を加工して有用な財を生産する諸産業を、動物の循環系になぞらえて動脈産業というのに対して、これらの産業が排出した不要物や使い捨てられた製品を集めて、それを社会や自然の物質循環過程に再投入するための事業を行っている産業を、静脈産業と呼ぶ。

  • GTL燃料

    GTLは、Gas to Liquidsの略称。
    天然ガスから精製された軽油代替燃料であり、環境負荷が少ないクリーンな軽油代替燃料。
    石油由来の燃料と同等の効果を保持しながら、軽油と比較するとCO2排出量を約8.5%削減できる。

  • ゼロエミッション

    あらゆる廃棄物を原材料などとして有効活用することにより、廃棄物を一切出さない資源循環型の社会システムをいう。狭義には、生産活動から出る廃棄物のうち最終処分(埋め立て処分)する量をゼロにすることをいう。
    生産工程での原材料に対する製品の比率を上げて廃棄物の発生量を減らし、廃棄物を徹底的にリサイクルすることを目指す。

た行

  • 大気汚染

    人間の経済・社会活動に伴う化石燃料の燃焼、金属冶金、化学工業品製造工程などから排出される汚染物質、及び火山の爆発などの自然現象に伴って排出される汚染物質による大気の汚染のことをいう。

  • 炭素クレジット

    炭素クレジットとは、先進国間で取引可能な温室効果ガスの排出削減量証明をさす。「排出枠」、または単に「クレジット」ということもある。

  • ダウンサイクル

    元の価値よりも低い価値のものとして再利用し、新たな価値を生み出すサイクルのこと。反対の言葉として「アップサイクル」がある。

  • チーム・マイナス6%

    地球温暖化の一因とされる温室効果ガスを抑制するために、2005年〜2009年12月まで日本国政府が主導したプロジェクト。

  • 積替保管

    排出事業場から処分上までの収集運搬の過程間で、廃棄物を車両から荷下ろしし、一時的に保管したり別の車両へ積替えを行うこと。複数事業者のゴミをまとめて運ぶことにより効率化やコスト削減、環境への配慮に繋がる。

  • 低炭素社会

    CO2(二酸化炭素)の少ない社会のこと。地球温暖化の緩和を目的として実現を目指されている社会のあり方のこと。

な行

  • 燃料電池

    燃料電池とは電気化学反応によって燃料の化学エネルギーから電力を取り出す(=発電する)電池を指す。
    この反応により生じる物質は一酸化二水素、即ち水(水蒸気)だけであり、クリーンでかつ高い発電効率であるため、地球温暖化問題の解決策として期待されている。

は行

  • 廃プラスチックガス化リサイクル

    廃プラスチックなどの有機廃棄物を破砕・固形化し、低温(600-800℃)と高温(1,300-1,500℃)2つの加圧ガス化炉を経過させ、酸素とスチームにより熱分解・部分酸化し、水素、一酸化炭素などの合成ガスを生成させる方法。

  • ばい煙(煤煙)

    ばい煙とは、石炭など物の燃焼に伴って発生する煙と煤のこと。特に不完全燃焼によって発生する大気汚染物質のことを指す。かつて四大公害の1つである四日市ぜんそくの主因となった。

  • バイオガス

    再生可能エネルギーであるバイオマスのひとつで、有機性廃棄物(生ゴミ等)や家畜の糞尿などを発酵させて得られる可燃性ガス。

  • バイオディーゼル

    バイオマスエネルギーの一つで、軽油代替燃料のこと。廃てんぷら油(菜種油・大豆油等)を原油として、燃料化プラントで精製され作られる。

  • バイオプラスチック

    植物由来の原料で作られた生分解性のプラスチックのこと。廃棄後は土に棲むバクテリアにより水と炭酸ガスに分解される。

  • バイオマス

    動植物から生まれた再生可能な有機性資源で、化石燃料を除いたもののこと。廃棄物系バイオマス(廃棄される紙、プラスチック、食品廃棄物、家畜糞尿、建設廃材、下水汚泥など)、未利用バイオマス(わら等の農作物の非食用部分、林地残材など)、資源作物(なたね、さとうきび、トウモロコシなど)の3種類に大別される。

  • パッカー車

    日本で最も普及している機械式ごみ収集車で、厨芥などの収集ごみを自動的に荷箱に押し込み圧縮する装置を備えている。

  • パルプモールド

    日々膨大な量が発生する使用済み古紙・パルプを原料とし、植物繊維だけで成形する紙の立体成形品。「ソフトモールド」は鶏卵用ケースや青果物トレーに、「ハードモールド」は重量物の固定材等に使われる。

  • ヒートアイランド現象

    ヒートアイランド現象とは、郊外に比べ都市部ほど気温が高くなる現象のこと。原因としては、地表をアスファルトが多く覆っていること、排気ガスなど人工的な排熱が増加したこと、都市の高密度化の3つが大きなものとして挙げられている。

  • 5R

    「リデュース(Reduce=ごみの発生抑制)」「リユース(Reuse=再使用)」「リサイクル(Recycle=再資源化)」の3Rに加え、「リフューズ(Refuse=包装紙やレジ袋を断る)」、「リペア(Repair=修理)」を加えたゴミを減らすために目指す5つの行動のこと。

  • ペットボトル再生繊維

    ペットボトルをリサイクルして作られる化学繊維のこと。

  • ペレット

    「レジンペレット」は、プラスチック製品の原料となる直径数ミリ程度の粒のこと。
    「RDFペレット」は、生ごみや廃プラスチックなどの可燃性のごみを粉砕・乾燥して、円筒形に成型されたもの。
    「木質ペレット」は、おがくずや木くずなどの製材廃材などに圧力を加えて固めた固形燃料のこと。

  • ボトルtoボトル

    使用済みペットボトルを廃棄物ではなく資源として原料化(リサイクル)し、新たな食品用ペットボトルに再利用すること。

ま行

  • マテリアルリサイクル

    ごみを原料として再利用すること。「材料リサイクル」「材料再生」「再資源化」「再生利用」などといわれることもある。ごみを利用しやすいように処理し、新しい製品の材料に使うことをいう。

  • メタンガス

    有機性の廃棄物の最終処分場や、沼沢の底、家畜の糞尿、下水汚泥の嫌気性分解過程などから発生する。温室効果ガスのうち、原因の約6割を占める二酸化炭素に次いで、約2割の影響を及ぼす。また単位量あたりの温室効果は二酸化炭素の約20倍と大きく、回収し、エネルギー源として利用するための研究が続けられている。

や行

  • 有価物

    経済上の価値のある有体物であり、鉄やアルミ、古紙類等再利用可能なものもこれに含まれます。逆に、再利用の可能性が無く明らかにゴミと言い切れるものは「価値がなくなった」物として「廃棄物」と呼びます。

ら行

  • ライフ・サイクル・アセスメント

    その製品に関する資源の採取から製造、使用、廃棄、輸送など全ての段階を通して環境影響を定量的、客観的に評価する手法である。LCAと略称される。

  • リサイクル

    ごみを資源として再利用すること。「再資源化」や「再生利用」といわれることもある。
    使用済み製品や生産工程から出るごみなどを回収したものを、利用しやすいように処理し、新しい製品の原材料として使うこと。

  • リデュース

    ごみを出さないこと。「ごみの発生抑制」ともいわれる。生産工程で出るごみを減らしたり、使用済み製品の発生量を減らすことを指す。

  • リユース

    一度使用して不要になったものをそのままの形でもう一度使うこと。

  • レアアース

    レアアースはレアメタルの一種で、強力な永久磁石に欠かせない「ネオジム」や「ジスプロシウム」、カラーテレビの蛍光体に使用される「イットリウム」が含まれる。希少価値が高く、混合酸化物から分離するのが難しい。

  • レアメタル

    基本的な金属であるベースメタル(鉄、アルミニウム、銅、鉛、亜鉛など)以外の重要金属を指す。コバルト、チタン、ニオブ、バナジウム、レアアース(希土類元素)など。

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