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廃油の処分とリサイクルについて解説します

廃油とは?

廃油とは、事業活動に伴って発生する使用済み油の総称であり、産業廃棄物です。
廃油の主な排出事業者はガソリンスタンド、自動車整備工場、ものづくりの工場、石油基地、船舶や飲食店舗など多岐にわたります。

■産業廃棄物として排出される主な油

  • 鉱物性廃油(石油を原料としている廃油)
  • 動物性廃油(牛脂やラードなど動物から抽出された廃油)
  • 植物性廃油(菜種油やオリーブオイルなど植物から抽出された廃油)
  • 廃溶剤(石油や油脂工業で排出されることの多い液体)

その他にも、潤滑油絶縁油洗浄油切削油溶剤タールピッチ 等があります。

 

廃油のリサイクル用途と廃棄処理の流れ

廃油の処理方法は、大きく分けてリサイクル(再利用)する場合と、焼却など最終的な処分を行う場合に分けられます。

廃油の再利用

再利用の方法については、一般的に工業系廃油か食材系廃油かによって、大きく変わってきます。

(1)燃料としての再利用

リサイクルに適した廃油(エンジンオイル等)は、廃油再生処理工場にて油水分離や遠心分離などの工程を経て水分やスラッジを取り除いた後、再生油として製品化・再利用されます。

燃料としての再利用には下記の廃油がよく利用されます。

・廃エンジンオイル
・廃油性切削油 
・廃ギヤー油

(2)別原料への再生

廃食用油などは、配合飼料、塗料、石鹸や蝋燭の原料として再資源化される場合もあります。

別原料への再利用には下記の廃油がよく利用されます。
・廃食用油

(3)リサイクルが困難な廃油

塩素系潤滑油水系潤滑油はリサイクルが困難とされています。
水分や異物が多く含まれていたり、腐敗や酸化が進んでいる場合もリサイクルが難しく、再利用ができないケースがあります。

廃油の処分方法

リサイクル・再利用ができない廃油は焼却処分などを行なってから、廃棄物処理法の処理基準に従い埋め立て処分(最終処分)されます。

 

廃油の処分や処理委託をする際の注意点

(1)特別管理産業廃棄物に分類される種類に注意

引火点が70℃未満の「引火性廃油」の場合

廃油の中でも、揮発油類や灯油類、軽油類などの引火点が70℃未満の燃えやすい引火性廃油は特別管理産業廃棄物の「廃油」に指定され、特別な取り扱いが必要となるため注意が必要です。

(2)古い絶縁油には健康に悪影響を及ぼす「PCB」が含まれる場合がある

PCB(Poly Chlorinated Biphenyl(ポリ塩化ビフェニル))とは、食中毒や発がん性など健康に悪影響を及ぼす可能性のある人口的な化学物質です。
現在は製造・輸入ともに禁止されていますが、古い絶縁油等にはまだ使用されている場合があります。
この場合は、「PCB廃棄物特別措置法」に則った適切な処理が必要となります。

まとめ

今回は「廃油」について解説しました。
記事内で取り上げた通り一口に廃油と言ってもさまざまな種類があり、それによって再利用の可・不可や取り扱い方法が大きく変わります。そのため、廃棄の際はどのように処分するべきかを慎重に吟味し、委託する場合は許可を持った信頼できる処理業者に委託するようにしましょう。

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